病理医特有のメリットとは

医師の中には患者と接することが少なく、しかしその中で専門的な知識やスキルを用いて診療に貢献する立場の人々がいます。
病理医がまさにその代表と言ってもいいでしょう。

病理医が主に接するのは患者ではなく、同じ職場で働く医師たち。
患者の細胞や組織などと接することはあっても、患者とコミュニケーションを直接取ることは稀なのです。

研究はしたいし日本の医療にも貢献したい、しかし患者とのコミュニケーションは苦手であるという人にとって、この点は非常に大きなメリットとなるのかもしれません。

もちろん医師など医療従事者とのコミュニケーションは必須ですが、同じ医療施設に病理医は何人もいることは少なく、非常に限られた人数と空間で病理診断を行うことになるので、そういう意味でも人間関係のストレスなどを抱えずに済むのではないでしょうか。

こうしたメリットを感じ、病理医への転職を目指す人も少なくないでしょう。
人間関係のストレスを抱え、しかし医師として働きたいと考える人にとっては、病理医への転職という選択は有意義なものとなるのかもしれません。

  女性も活躍が期待できる分野です

病理医は、時間の融通が効くという点でもメリットがあります。
勤務時間はある程度固定されており、早番や遅番、オンコールや当直といった、医師ならではの過酷な勤務状況とは比較的縁が薄いのです。

これは病理医に限ったことではないかもしれませんが、大学病院や一般の病院で働く場合、他の分野の医師であればある程度当直やオンコール、残業等を覚悟しなければなりません。

しかし、病理医は規模の大きな医療施設であっても特にそうした働き方を求められないため、時間の融通が効くという点で見れば、働く側にとってはかなり大きなメリットを感じることができるでしょう。

このように勤務時間が固定されていることから、女性が活躍しやすい分野であるとも言えます。
家庭との両立もしやすいですし、また、非常に繊細な診断が求められる分野でもあるので、この点も女性のきめ細やかさが発揮されるところとなるのではないでしょうか。

他の診療科目と比べ、体力的に楽であることも女性が活躍できる環境である理由の一つ。
実際に女性病理医も多く存在し、一部では、女性に最も適している診療科目であるとまで言われているほど。

向き不向きは当然ありますが、女性医師で病理医への転職を検討しているのであれば、その選択は決して間違ったものにはならないはずです。
メリットも多い分、責任の重さもある